私たちについて

「資産運用業宣言 2020」にかかる取り組み

ゴールドマン・サックスは、1869年に米国で創業して以来一貫して、お客様の利益を最優先に据えるとの理念の下、ビジネスを行ってまいりました。ビジネスの成功は、お客様に貢献して初めて得られると考え、全ての社員が誠実、信用、専門性といった原則を体現できるよう努めてまいりました。これらの原則を明文化したのが「経営理念」であり、ここに示された原則は企業文化として長らくゴールドマン・サックスの基盤となってきました。

投資信託協会と日本投資顧問業協会との共催により2020年11月に開催された「資産運用業フォーラム~資産運用業の社会的使命と役割」において、「資産運用業宣言 2020」が採択されたことを踏まえ、当社はこの宣言に賛同するとともに、以下に当社の取り組みの状況を記載いたします。

お客様の最善の利益の追求

  • 当社では、経営理念に「ビジネス遂行上最優先すべきは、顧客の利益である」とあるように、お客様の最善の利益の追求を中核的価値観とし、日々の業務運営において営業部門のみならず全社横断的な行動指針としております。また経営陣と社員が対話を行う集会においても周知を図っております。
  • 当社では、「責任ある機関投資家」の諸原則≪日本版スチュワードシップ・コード≫を受け入れるとともに、スチュワードシップ活動に関する基本方針も公表しております。
  • 議決権行使の結果について、概要とともに四半期毎の個別開示も当社ホームページ上に公表しております。

利益相反の適切な管理

  • 当社では、社員向けの理解度確認等を実施し、利益相反の適切な管理の徹底を図っております。
  • スチュワードシップ活動に関する基本方針においてもスチュワードシップ責任に関連した利益相反の潜在事例と対応策につき策定し、公表しております。

重要な情報の分かりやすい開示

  • 公募投信においては、お客様の長期分散投資の実践に資するべく、ファンドの情報提供資料を積極的に作成しております。その際も分かりやすい情報開示を念頭においた資料作成、またグローバルな視点を重視したコンテンツ提供を実践しております。
  • 当社商品に限らず、市場環境や資産クラスの特徴やポートフォリオにおける活用方法等に関する勉強会・セミナー等も継続的に実施し、販売会社経由での情報提供に注力しております。
  • お客様への直接的な情報提供として、ホームページの情報をよりわかりやすく開示、提供しております。

手数料等の明確化

  • 当社では、投資信託の目論見書に購入時手数料や運用管理費用(信託報酬)等の手数料・費用に対してどのようなサービスが提供されるのかを掲載し、明確化を図るとともに、より分かりやすく、伝わりやすい開示を目指しております。

お客様にふさわしいサービスの提供

  • 商品開発にあたっては、グローバルと国内双方に厳格なプロセスがあり、運用戦略やファンドの仕組み、適合性を包括的に協議し、最終的に委員会において検討・決議を行います。各委員会では、業務・管理部門の承認が必要となっており、フィデューシャリー上の適合性に加えて、新商品の必要性・経済合理性も十分検討されるため、中長期的にお客様にふさわしいサービスを提供する前提での商品開発が実践されていると考えます。商品の組成に当たり、商品の特性を踏まえて、販売対象として想定する顧客属性を特定・公表するとともに、商品の販売に携わる販売会社においてそれに沿った販売がなされるよう適切な情報提供に努めております。また、重要情報シートについては、作成の際に必要な情報を販売会社に提供しております。
  • 当社の「お客様本位の業務運営タスク・フォース」では、お客様の中長期の資産形成に資すると当社が位置付けているファンド(注)の状況、販売会社向け勉強会やセミナー実施状況、主要ファンドの運用状況等の検証を定期的に行い、お客様にご満足いただける商品・サービスを提供し続けるよう議論・検討を行っております。結果については経営委員会、取締役会に報告しております。さらに、経営陣と社員が対話を行う集会等でお客様本位の業務運営の重要性を再認識する機会を設けるなど、当該運営方針の推進主体として機能しております。

注)お客様の中長期の資産形成に資すると当社が位置付けているファンドの定義:お客様の投資ポートフォリオの中核として、グローバルな中長期的な経済成長からの恩恵を享受することが期待されるファンド。なお、本定義は2022年3月時点のものであり、今後変更となる可能性があります。

社員に対する適切な動機付けの枠組み等

  • 中核的価値観の強化については、年次の人事評価に項目を設けるとともに、社員に対する研修を実施するなど、継続的に周知を図っております。